古代アメリカ研究会会報No.3(発行1998年1月)

 新年のご挨拶各地での他研究会の活動事務局からのお知らせ編集後記

 
 新年のご挨拶

会長 大貫良夫

新年明けましておめでとうございます。会員の皆様方にはいかがお過ごしでしょうか。さて当研究会も設立3年目を迎え当初40名であった会員数も現在は74人を数えるに至り、昨年には会則・会誌投稿規定ともに最終的な形のものが整いました。本年中には会誌も発行される予定であります。これも役員・運営委員の方々をはじめ、皆様のご努カの賜物であると思います。今後ますますこの研究会を発展させてゆくようご参加をお願い申し上げます。

各地での他研究会活動の紹介

「プラタフォルマ研究会」は東京大学教養学部の教室を借りて、月一度、主に土曜目の午後に行われています。中南米の考古学・人類学に興味のある大学院生・学部生を中心に行っており、古代アメリカ研究会の会員も多く参加しています。研究発表・討論の後は酒席にて懇親会を行い研究についての情報の交換を行っています。広く開かれた研究会にしたいと思っておりますので、学生に限らず教員・社会人の方も含め、多くの方の参加をお待ちしています。最近の研究発表は以下の通りです。「クントゥル・ワシ遺跡出土の黄金製品と貝製の首飾り」(徳江佐和子)、「ニカラグア考古学について」(長谷川悦夫)、「ヤシュチランのステラとリンテル、碑文の階段」(宇佐美葉子)、「先史ティワナク社会の政治・経済過程」(渡部森哉)、「オルメカの図像表現の意味」(古手川博一)、「テオティワカンのマヤ古典期への影響」(柳沢健司)

ご興味のおありの方は、徳江佐和子または渡部森哉にご連絡ください。開催日程や内容などをその都度お知らせいたします。なお次回は131()午後2時より東京大学教養学部14号館407号室にて行います。発表は村上達也で題目は「古代マヤの空間構造に関する動態的研究」です。(徳江佐和子)

 

事務局からのお知らせ

517日に行われる研究発表会の発表者を募集します。発表時間は約20分、6人程度の発表を予定しておりますが、発表希望者が6人以上の場合は時間を調節して全員に発表していただきます。発表を希望される方は227()までに発表要旨(400字程度)を添えて郵送にて事務局までお知らせください。会員の桜井敏彦さんから自身で執筆された「アンデス文明史に興味がある方へ―道しるべ図書紹介」『HOLA AMIGOS351997をお送りいただきました。ありがとうございました。ホームページが開設されれば、このような会員の方々から寄せられた情報を発信したいと思っております。引き続き情報をお寄せください。また会の運営についてのご意見もお待ちしています。

 

編集後記

昨年、年の瀬も押し迫るなか、一昨年の目本大使公邸占拠事件に続き、「日本人学生2人殺害」という残念な知らせがペルーから届きました。このような報道がある度に、国内に「中南米=物騒な国々」という固定観念が広まっていくのではと心配です。そんな中で、人間の営みの多様性に目を開かせてくれる貴重な文化遺産がある中南米のそのような側面にも目を向けようとしている人々が70余人この研究会に加わっていることは心強い限りだと思います。さて、今回の会報を編集していて喜ばしかったことは、何人かの会員から、研究会活動、自身の執筆した記事などの情報が事務局に寄せられたことです。また入会申請書に研究に対する熱意を記した手紙を添えられる方もあり、会員の皆さんの期待に添えるように、がんばらなければならないと改めて思う次第です。

これからも会員全員が参加して作り上げてゆく研究会を目指して行きます。会員各位の積極的ご参加をお待ちしています。

 

発行 古代アメリカ研究会

発行日 1998年1月20日

編集人 馬瀬智光・長谷川悦夫