古代アメリカを学べる日本の大学

古代アメリカ学会会員が専任教員を務める大学・大学院の情報をまとめました。
(計14件、五十音順)

 

愛知県立大学

愛知県立大学

大学院国際文化研究科

・専任教員:杉山三郎(メソアメリカ考古学・人類学、特にテオティワカン)

・講義科目(学部):ラテンアメリカの歴史と文化。その他、年度により他の関連講義・演習の数コマを杉山が担当。関連する新大陸文明、文化人類学、またメキシコの歴史、文化、政治、文学関係の講義、演習もあり。また姉妹校ラス・アメリカス大学との交換留学制度があり、メキシコでスペイン語授業を受けることも可能。ラス・アメリカス大学では人類学学科に、嘉幡茂専任教員がメソアメリカ考古学を指導。

・講義科目(大学院):博士前期、後期(博士)課程科目:国際文化論、比較地域研究、人類学研究特講ほか、他教員による関連科目あり。

・その他:現在、テオティワカンにて科研、NSF等により大型国際プロジェクト「石柱の広場」発掘調査を実施中。アリゾナ州立大学、ハーバード大学、メキシコ国立人類学歴史学研究所の合同プロジェクトを主導、大学院生の参加も可能。

(情報提供:杉山三郎会員)



■茨城大学

人文学部人文コミュニケーション学科

・専任教員:青山和夫(マヤ考古学)

・講義科目:人間と文化(マヤ文明)、比較文明論、比較文明論演習I、比較文明論演習II。シラバスは茨城大学のwebページから「在学生の方へ」-「シラバス」と進み確認できます。

・演習(ゼミ):人文コミュニケーション学科では3年の前学期からの専門演習のゼミを選択します。

・大学院・専攻:大学院人人文科学研究科文化科学専攻に、修士課程があります。文化人類学を含む専攻です。

(情報提供:青山和夫会員)



■金沢大学大学院

人間社会環境研究科人文学コース博士前期課程・人文学専攻博士後期課程

・専任教員:中村誠一(マヤ考古学、文化資源学、世界遺産学)

・講義科目:大学院博士前期課程の「文化遺産学特論I,「文化遺産学特論II」(隔年で開講、両方ともマヤ文明関係の講義)

・演習(ゼミ):大学院博士後期課程の「中南米先史文化論」

・その他:研究センター配属教員のため、人文学類(大学14年)では「古代文明論」と「世界遺産学」を隔年開講、その他1科目を毎年開講のみ。原則的に卒論指導なし。大学院生は教員のTARAのどちらかとなる。

(情報提供:中村誠一会員)



■京都外国語大学

外国語学

・専任教員:南博史(中米考古学、博物館学)

・講義科目:外国語学部外国語学科としてスペイン語など高度な外国語運用能力のための学習をベースに、2年〜4年においてはスペイン語学科ならびにクローバルスタディ、キャリアスタディの科目群の中の、「異文化理解のための考古学」「環太平洋文明史」「ラテンアメリカ文明史」などの関連科目があり、専門分野横断型の履修構成が特徴です。また、博物館学芸員資格課程科目においても古代アメリカをとりあげた実習を行っています。京都外国語大学webページの学科案内、シラバス、国際文化資料館から確認できます。

・演習(ゼミ):新大陸をテーマとした地域文化研究、公共政策研究、あるいは博物館研究が可能です。

・大学院・専攻:大学院外国語学研究科異言語・文化専攻に博士前期課程、博士後期課程ともにあります。

・その他:希望すれば、京都ラテンアメリカ研究所が行う研究活動やニカラグア・エルサルバドルなど中米地域での考古学調査、博物館調査、地域支援活動に参加できます。

(情報提供:南博史会員)



■埼玉大学

教養学部教養学科現代社会専修

フィールド科学専攻

(専修と専攻は入学後に選ぶことができます)

・専任教員:井口欣也(文化人類学、アンデス考古学)

・講義科目:考古人類学、ラテンアメリカ民族誌、エスノヒストリー

・演習(ゼミ):演習では古代アメリカに限らず、広く文化人類学の諸問題からテーマが設定されます。学生が特定のゼミに所属する制度はありません。

・大学院・専攻:大学院人文社会科学研究科・文化環境専攻・現代社会コース・人類学地理学分野(博士前期課程)

・その他:意欲のある学部学生、大学院生はペルーでの発掘調査等に参加できる可能性があります。

(情報提供:井口欣也会員)



■専修大学

文学部人文・ジャーナリズム学科東西文化コー

・専任教員:井上幸孝(メキシコ史)

・講義科目:中南米の文化と歴史、ラテンアメリカ文化論1(メソアメリカ史)、ラテンアメリカ文化論2(植民地時代、現代)。シラバスは専修大学のwebページから「在学生の皆様」-Web講義要項(シラバス:学部)」と進み確認できます。

・演習(ゼミ):人文・ジャーナリズム学科では2年次からコースとゼミを選択します。中南米ゼミは井上が担当しています。

・大学院・専攻:なし。

・その他:古代〜現代まで中南米文化に関わる幅広いテーマを扱っています。

(情報提供:井上幸孝会員)



■総合研究大学院大学

文化科学研究科比較文化学専攻・地域文化学専攻

(基盤研究機関:国立民族学博物館

・専任教員:関雄二(アンデス考古学)

・講義科目:比較技術研究II 「物質文化研究からみた複合社会形成」 (関担当)シラバスは国立民族学博物館のwebページから「大学院教育」-総合研究大学院大学-「授業科目一覧とシラバス」と進み確認できます。毎年変わりますので、確認してください。

・自主ゼミ:不定期ですが、個人指導とは別に、博士論文執筆の準備を兼ねて輪講、発表などを主体としたゼミを行います(関担当)

・大学院・専攻:博士後期課程のみがあります。専攻は比較文化学でも地域文化学でも授業は共通です。

・その他:

1.入試について。毎年応募11月末〜12月初めに出願書類を提出し、第一次審査(書類のみ)、第二次審査(面接1月下旬から2月上旬)を経て合否を判断します。

2.地域文化学・比較文化学両専攻の枠として、毎年、新入生のうち、入試において優秀な成績をおさめた学生に対して、1年目の授業料を全額あるいは半額免除する授業料免除の専攻枠を設けています。

3.総研大全体の枠として、毎年2回、授業料免除申請の受付を行っています。授業料免除許可者は、半期の授業料の半額(267,900円)が免除されます。

4.地域文化学・比較文化学両専攻の枠として、「学生の教育・研究活動の高度化」という支援制度があります。これは_国内学会で研究成果を発表する学生に対して必要な経費を支援する制度です。

5.地域文化学・比較文化学両専攻の枠として、「学生派遣事業」という支援制度があります。これは国内・国外学会で研究成果を発表したり、フィールドワークを行う学生に対して、上限を定めた上で必要な経費を支援します。

6.総研大全体の枠でも、年度によりますが、学生派遣を募集することがあります。

7.リサーチ・アシスタント制度があり、教員の指示・監督の下で、研究者の補助として、研究活動に必要な業務を行うリサーチ・アシスタントとして学生を採用し、謝金が支払われます。

(情報提供:関雄二会員)



 ■中部大学

国際関係学部国際学科(平成28年度より)

・専任教員:杓谷茂樹(観光人類学、マヤ神話学)

・講義科目:特になし。ただし「世界遺産を学ぶ」のなかで有名な遺跡については少し触れます。シラバスは大学のHPの上の方の「在学生の皆さま」に進んでいただき、ページの下の方に「シラバス」というボタンがあります。シラバスのページから「キーワード・内容検索」で「世界遺産を学ぶ」を検索すれば,シラバスを見られます。

・演習(ゼミ):観光と世界遺産の文化論をテーマにしたゼミですが、受講生は古代アメリカをテーマにすることは可能です。

・大学院・専攻:大学院国際人間学研究科、国際関係学専攻に博士前期課程、博士後期課程があります。国際政治学、経済学、社会学、文化人類学など幅の広い専攻です。

(情報提供:杓谷茂樹会員)



■東海大学

文学部アメリカ文明学科

・専任教員:横山玲子(マヤ、文明学)・吉田晃章(アステカ、新大陸考古学)・大平秀一(インカ)

・講義科目:マヤ文明、アステカ文明、インカ文明、アンデス地域の諸文明、先史時代の政治と社会、植民地時代の政治と社会、中米の人種と民族、南米の人種と民族、ラテンアメリカの政治と社会、ラテンアメリカの思想と文化、ラテンアメリカ文明史12、アメリカ文明概論

・演習(ゼミ):2年の秋学期にゼミを振り分け、34年の2年間必修で履修となります。

・大学院・専攻:大学院文学研究科文明研究専攻に、博士課程前期、博士課程後期ともにあります。

・その他:これまで、ペルーやエクアドルにおける発掘調査に学生が参加したこともあります。北米の先住民社会(歴史学)を専門とする専任教員もおります。

(情報提供:大平秀一会員)



■名古屋大学

文学部・大学院文学研究科

・専任教員:伊藤伸幸(新大陸考古学)

・講義科目:文学部:人文学基礎演習(スペイン語史料演習)

・演習(ゼミ):大学院文学研究科:人文学演習(フィールド発掘調査実習A)山本直人・梶原義実・伊藤伸幸

・大学院・専攻:大学院文学研究科

・その他:エルサルバドルにおける発掘調査に参加できる可能性がある。

(情報提供:伊藤伸幸会員)



■南山大学

人文学部人類文化学科

・専任教員:渡部森哉(アンデス考古学)

・講義科目:考古学B、考古学概論B、文化史A、人類文化学特殊講義(新大陸の考古学)。シラバスは南山大学のwebページから「在学生の皆様」-「教務案内(名古屋キャンパス教務課)」-「時間割関連」と進み確認できます。

・演習(ゼミ):人類文化学科では2年の秋学期に3年からのゼミを選択します。中南米ゼミはスペイン語必修のため、少人数です。

・大学院・専攻:大学院人間文化研究科人類学専攻に、博士前期課程、博士後期課程ともにあります。文化人類学と考古学が一緒の専攻です。

・その他:希望すれば、ペルーでの発掘調査に参加できます。

(情報提供:渡部森哉会員)



■別府大学

文学部史学・文化財学科

・専任教員:佐藤孝裕(マヤ学)

・講義科目:世界文化史(マヤ文明入門)、世界史講義4(マヤ以外のメソアメリカ諸文明入門)、世界史特講4(アンデス文明入門)

・演習(ゼミ):発展演習(2年次)、専門演習(3年次)、卒業演習(4年次):発展・専門演習は英文テキスト購読。卒業演習は卒論指導。

・大学院・専攻:大学院文学研究科歴史学専攻、及び文化財学専攻に、博士前期課程、博士後期課程ともにあり。

(情報提供:佐藤孝裕会員)



■山形大学

人文学部人間文化学科

・専任教員:坂井正人(アンデス考古学)、松本雄一(アンデス考古学)、山本睦(アンデス考古学)

・講義科目:世界遺産ナスカの地上絵とアンデス考古学(文化論)、インカ帝国への道(人間を考える)、神殿と権力(人間を考える)、文化人類学入門(人間を考える)、文化動態論(人類)、文化人類学概論(一)〜(四)、文化人類学講義(一)〜(四)。講義では、アンデス考古学の概説を行うとともに、アンデス考古学を学ぶ上で不可欠な人類学の理論および諸概念を理解することを重視しています。またアンデス考古学を我々の生きる社会の脈絡の中に位置づけて理解するために必要な、文化遺産と現代社会をテーマとした講義が含まれます

・演習(ゼミ):文化人類学演習(一)〜(四)。アンデス考古学を研究する上で基礎となる考え方を養うために、考古学の理論書、さまざまな地域の民族誌を輪読します。

・大学院・専攻:文化人類学特論,人類学特論,文化人類学特論,人類学特別演習。大学院の授業では、アンデス考古学および考古学の理論書を精読します。

・その他:文化人類学実習(学部)。希望者が多い場合、山形大学人文学部附属ナスカ研究所で学部生を対象としたアンデス考古学の実習を行います。なお、大学院生はペルーでの調査に参加できる可能性があります。

(情報提供:坂井正人会員)



■早稲田大学

文学部考古学コース

文化構想学部・複合文化論系

・専任教員:寺崎秀一郎(マヤ考古学)

・講義科目:【文学部】「原始・古代の社会と宗教(エジプト・マヤ)」(古代エジプト担当教員と分担)【文化構想学部】「国民国家と文化」

・演習(ゼミ):【文学部】「考古学演習10(外国考古学)」、「卒論演習」(新大陸考古学を希望する学生中心)【文化構想学部】「複合文化論系演習(物質文化論)」、「複合文化論系演習(民族文化論)」、「文化人類学ゼミ(文化ツーリズム論)AB

・大学院・専攻:大学院文学研究科考古学コースに修士課程、博士後期課程ともにあります。

・その他:ホンジュラスでの調査に参加することも可能。

(情報提供:寺崎秀一郎会員)